公演の趣旨、目的
Musica Celeste は総合芸術であるオペラ・オペレッタの上演を通し、音楽・芸術全般に亘る振興を目指す団体です。我が国におけるオペラ文化の新たな潮流の創造と普及を目的として活動しており、芸術文化の発展に寄与し、より豊かな社会づくりに貢献することを目的としております。
今回上演致しますオペレッタ「伯爵令嬢マリツァ」は日本では上演される機会が少ないオペレッタです。しかしオペレッタからミュージカルへの橋渡しをしたエメリッヒ・カールマン作曲によるハンガリーの情熱的な音楽とエンターテインメント性溢れる構成は、まさに我が団体が目指すエンターテインメント・クラシック音楽を表現するのにふさわしく、お客様に楽しさ、希望、生きている喜び、を体感していただけると確信しています。オリジナル台本、日本語の歌詞で上演することにより、広くお客様に関心を持っていただき、オペレッタに親しみを感じていただける公演を行います。
また、この公演ではオペラの若手演奏家およびスタッフの育成も兼ねております。
広く一般募集し厳正なオーディションを行い、伸びしろの大きい優秀な若手の育成に努力いたします。クラシック音楽界の第一線で活躍する音楽家に協力を仰ぎながらも、若手音楽家も積極的に参加した公演を実現することにより、卒業し演奏の場を求める才能溢れる若手音楽家に活躍の機会と場を提供し、高い目標を付与できればと考えます。
本企画の作品内容・特色
近現代的に置き換えた奇抜な演出ではなく、原作の時代背景や設定を大切に、苦しい時代であっても希望を失わず楽しく前向きに愛を求めて生きる主人公たちを演出・表現することで、生きることの素晴らしさを感じていただけるメッセージ性を織り込みます。舞踊団体とのコラボレーションにより、歌手にもダンスレッスン指導やメイクレッスン・衣装アレンジ・着こなしの時間を取ります。これからの時代に必要なパフォーマンスとエンターテインメント性を兼ね備えたオペレッタ歌手の養成も目的とし、統一感と見ごたえのある舞踊シーンを散りばめ、華やかで楽しい演出・構成を考えております。衣装や大道具・小道具も華やかに時代背景を感じさせる世界観をもたし、説得力とエンターテインメント性の高い内容に致します。
【今回の試み・特色】
2014年1月、21日、22日オペレッタ「ルクセンブルク伯爵」を大成功に収めた https://musica-celeste.com/staff 経験・ノウハウを元に、オペレッタの様々な演目上演を求めるお客様の声にお応えし、さらにオペレッタの真髄を極め、より豊かでクオリティーの高い総合舞台の創造を実現致します。
【広報発信】
稽古映像や写真、制作進行や作品について、本番映像などYoutube、SNS、ブログなどをつかい積極的に発信していきます。ブログやSNS等のブランディング・効果的な発信方法を専門家に演奏者・関係者への指導を依頼し、当人と団体双方にとって継続的な顧客獲得の力を作る工夫を致します。チラシは50000枚印刷し、都内主要劇場に配布予定です。
【今後の展望と今回の公演の位置づけ】
若手育成の登竜門として、またエンターテインメント性が高く、かつ芸術水準も非常に高い公演としてオペラ・オペレッタの魅力をオペラ・オペレッタ・クラシック愛好家にはもちろんのこと、オペレッタになじみのない方にも必ず堪能していただける意義深い企画です。10年後のオペレッタ常設劇場設置と運営を行うことを目標に、歌手やスタッフの安定的な起用や雇用と定期的な公演が開催できるような土台作りとなるよう、オペレッタファンの構築と拡大を目指します。