「チャールダーシュの女王」の代表作で知られる
ハンガリーの作曲家 エメリッヒ・カールマンによる
現代ミュージカルの先駆けとなった作品といっていい
「シカゴ侯爵夫人」 の日本初演の編曲を私が担当することになりました。
黎明期のデイクシーランドジャズの要素をふんだんに取り入れたこ の意欲作はナチスドイツの迫害によって長い間忘れ去られた作品になっていま した。
ドイツ国内に存在していたスコアはヒトラーの「アーリア文化祭」 で
焼却されたそうです。 アメリカに亡命したカールマンの手元に辛うじて残っており
それが現在のスコアとなっているようです。
最近になって再評価され、 スイングジャズの黎明期とクラシック双方の要素を取り入れた
画期的な作品でガーシュインの「ポギーとベス」 よりも9年早い歴史的な作品といっていいです。
当時最先端の音楽のジャズを取り入れ、踊りあり演技ありの
まさに現代のミュージカルの先駆け的な作品といってよく、 エンタテインメント性抜群の作品です。
この喜歌劇―オペレッタはジャズ、 クラシック双方に精通した人間でないと全体がまとめられない作品 であり、
少なくともプロレベルではこの作品を演じた人は日本にはいません 。完全なる「日本初演作品」です。
チケットも発売開始です。
ご興味ある方は是非。
ヒトラーに迫害された「現代ミュージカルの原点的作品」喜歌劇「 シカゴ公爵夫人」を是非お楽しみあれ!〇公演詳細
2017年11月8日(水),9日(木)(各公演30分前開場)
虹組 8日14:00、9日18:30
夢組 8日19:00、9日14:00
場所:渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
東京都渋谷区桜丘町23-21 6階
全指定席 S席10,000円、A席7,000円、桟敷自由席5,000円