【山の魔王の宮殿へ】スピンオフ演奏のお知らせです。
‘’山口ちなみピアノリサイタル”
今回のテーマは、『想い』
です。
演奏曲目は、
ムソルグスキー
組曲「展覧会の絵」
ピアノのオリジナル版
ベートーヴェン
交響曲第5番 「運命」
リスト、ピアノ編曲版
スーザ
行進曲「星条旗よ永遠なれ」
ホロヴィッツ、ピアノ編曲版
※ベートーヴェン、スーザに関しては、次の投稿にてお話しさせて頂きます。
今回は、「展覧会の絵」について(^O^)/
この曲は、皆さんラヴェル編曲のオーケストラ版をご存知だと思います。
オーケストラ編曲をラヴェルに依頼したのは、バーンスタインの先生でもあるクーセヴィツキーです。
当時、アメリカの主要オーケストラの指揮者は、全て外国人でした。ミトロプーロス、ワルター、ロジンスキー
クーセヴィツキーもこの1人でした。ボストンシンフォニーでの記念演奏会で選曲を考えていたクーセヴィツキーは、自国の音楽に拘りたいと考えました。
そこでこの展覧会の絵でした。
ムソルグスキーは、職業作曲家では無くいわば日用作曲家で軍楽隊の指揮者でした。
かなりの酒好きでリムスキーコルサコフからオペラの作曲に必要な資金を貰いましたがその資金を一晩で呑んだなんて逸話もある位の人でした。
ほぼアル中です(笑)
寒い国なのでなんて
言い訳は、通じませんね~(笑)
クーセヴィツキーは、自国愛からこのアル中
イエ、ムソルグスキーの展覧会の絵に魅了され当時、オーケストラの魔術師と噂高いラヴェルにオーケストラ編曲を依頼したのです。
クーセヴィツキー恐るべし!
恐らくこのピアノ曲の譜面からクーセヴィツキーは、オーケストラの響き、可能性を感じ取っていたのでは…
山口ちなみの繊細なタッチでの演奏で皆さんもオーケストラの響き、可能性を感じ取って下さい。
この曲は、得意な18番です(^O^)/
※特に!
何故、ラヴェルは、曲の冒頭を弦楽器では無くトランペットにしたのか?
ストコフスキーは、弦楽器で冒頭のプロムナードを書いています。
エマーソン、レイク&パーマーは、ハモンドオルガン。
我らが冨田勲は、ピアノとハープシコードがサンプリングされた感じのシンセサイザー。
曲の中盤「ビドロ」
ここでホルンでは無くテノールチューバ(当時は、フレンチ・チューバ、現在のユーホニュームを6本バルブにしC管の管楽器)にしたのか?
通常この楽器は、オーケストラには、無い。
今回のコンサートは、こんな想いにスポットを当ててみました。
どうぞお楽しみあれ~
はっはぁ(笑)
【山の魔王の宮殿へ】
スピンオフ
‘’山口ちなみピアノリサイタル”
日時
2016年 3月 27日
会場 13:30
開演 14:00
入場料 3.500円
場所
東京都渋谷区松濤1-8-16
アトラス松濤 3F
チェレステ・スタジオ松濤
チケット申し込み
https://reserva.be/fambridge
山口ちなみ プロフィール
大阪芸術大学演奏学科卒業。卒業時に学長賞を受賞。
武蔵野音楽大学大学院博士前期課程器楽専攻ヴィルトゥオーソコー
第82回読売新人演奏会、第53回関西新人演奏会に出演。
学生ソリストオーディションに合格し、
第9回かがりの里音楽コンクール「第1位」、
現在、
ピアノを丹羽節、中村勝樹、重松聡の各氏に師事。K.ゲキチ、